植樹イベントを検討中の方へ
その植樹、本当に必要ですか?
CSRや環境活動として植樹イベントをやりたいというご相談が増えています。確かに、〇本植えました!CO2〇トン分をオフセット!とアピールする植樹イベントは、参加者にも人気です。
しかし、1日のイベントでその成果を達成したといえるのでしょうか。植樹後も苗木の生育に合わせて継続的に手入れをし、長期間、定期的に整備活動を続けなければ、うまく育たなかったり、荒れた森が増えただけ、ということにもなりかねません。植樹は森づくりの第一歩であって、決してゴールではないのです。
必要なのは、植樹より伐採です。
日本は国土の3分の2が森林という、世界でも有数の森の国です。建材を得るための人工林や、日々の暮らしに必要な燃料や食料が得られる里山林など、私たちは多様な森と共存しながら暮らしてきました。
しかし、生活スタイルの変化とともに、放置された不健康な森は増える一方です。希少な植物や生きものも姿を消し、保水力や土砂流出を止める力が弱いため、自然災害の原因になることもあります。
いま必要とされているのは、「植樹」よりも「伐採」。適度に手を入れて、森の健康を取り戻すことなのです。
こんな活動が日本の森を守ります。
環境問題に貢献したい、生物多様性豊かな森をつくりたい、そう考えて植樹イベントを計画されたのなら、こんな活動はいかがでしょう。
- 当協会の定例活動にボランティアとして参加する。
- 子どもたちや一般の方への普及活動(自然体験や観察会など)を企画する。
- 「企業の森」を立ち上げて、社員や家族とともに森づくりに参加する。
- 寄付や入会などでこれらの活動を支援する。
このほかにも、ご希望に応じた環境プログラムをご提案いたします。ぜひ一度、東京事務局までご相談ください。