グリーンセイバー資格検定
グリーンセイバー検定は、“間違った自然保護活動”をすることがないように、植物や生態系への知識を持つことが大切だという思いから、1998年に創設された検定制度です。
正しい知識をもつことによって、自然をみる世界が広がり、自分なりの判断や考えを持つことができ、思いを実現することへ一歩近づいていくことになるでしょう。自然や環境に関わるさまざまな活動や仕事のなかで、きっと役に立つはずです。
検定に合格すると、自然に関する知識を体系的に身につけた人材としてグリーンセイバー資格が授与され、得た知識を森づくりや環境活動の場で活かすことができます。
こうした人材を増やし、持続可能な社会につなげていくことが、グリーンセイバー検定事業の大きな目標です。
グリーンセイバー資格とは?
グリーンセイバー資格検定を受けるには
グリーンセイバーの学習体系はこちらです
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- ネイチャー検定
- 自然科学の視点
- 植物の基礎知識
- 生態系
- 分類・進化など
- ネイチャー検定には、植物の各部の働き、植物の生活史、植物の分布、生態系のしくみ、自然史などが含まれます。
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- カルチャー検定
- 文化・植物育成の視点
- 栽培
- 文化・歴史
- 法律・制度など
- カルチャー検定には、植物の栽培方法、人と植物との関係に関する文化・歴史、自然保護に関する法律や制度などが含まれます。
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- マスター検定
- マスター検定では、知識と意欲と行動力をもちリーダーシップがとれる人材を目指します。
上記2科目の内容、および自然の捉え方、自然評価、植生調査の手法などが含まれ、小論文を含む記述式問題で知見や見解を問います。
「ネイチャー検定」と「カルチャー検定」はどちらを先に取得しても構いません。同時受検も可能で、両科目を取得すると「マスター」受検資格が得られます。
マスター検定資格は「環境省・文部科学省・農林水産省指定の環境教育指導者」として認定されます。
旧制度の「ベイシック」「アドバンス」などを取得された方へ
2019年までに「ベイシック」のみを取得している方は、2020年以降に「カルチャー」を取得すると、「マスター」受検資格が得られます。すでに「アドバンス」を取得している方は、これまで同様、マスター検定が受検可能です。
グリーンセイバー資格取得者の活躍
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自分が好きな登山の講座の企画に初挑戦!好きなことで色々な人と楽しさを共有したい
前田 昌利さん
実は自然や生態系には全然関心がなかったんです。たまたま友人が神社・仏閣を訪れるのが好きで一緒に行った時にご神木を見て、「すごいなぁ…」と圧倒されて、木に関心を持つように。生態系うんぬんより、木について調べたくなったのが最初です。
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既存フィールドの課題を担いつつ、新たに誕生するフィールドにもチャレンジ
鶴田 史朗さん
学生時代から現役生活を通して自然科学の中に身を置いてきたが、記憶力の悪い私は生物という科目は好きではなかったんです。現役時代は半導体とコンピューターの研究開発の仕事をやって来て、自然とはかけ離れた世界を飛び回っていました。
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山の管理ができるようになりたい、という思いから林塾へ入塾、カルチャーの受検へ
堀 洋子さん
数年前まで友達と八ヶ岳で畑をやっていました。もう少し近くで活動できる場所はないかな、と探していましたが、適当なところがなく、土に触れる機会を失ってしまったんです。実家は四方を山に囲まれた三輪(町田)の近くなので、逆に山にはまったく興味がなかったのですが、土と触れ合うことが減って、何かを求めていたんでしょうね。体調が悪くなってしまって。そんな時、遊びに行った町田・三輪の近くの『寺家ふるさと村』の施設で見つけた資料で、『樹木・環境ネットワーク協会』が山野林の管理を行っていることを知りました。早速、ホームページを見てみると、そこに、林塾の募集がありました。
スケジュールと受検会場について
ネイチャー検定、カルチャー検定を8月、マスター検定を翌年2月に実施します。
ネイチャー、カルチャーは、CBT方式で実施します。マスターは、小論文・記述式問題です。
※CBT方式とは、会場を選んでパソコンを使って受検する方式です。全国の会場から受検することができます。
申込から受検まで
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- 受検者登録
- 専用サイトでIDとパスワードを登録。
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- CBT申込
- マイページにログインし、検定科目、会場を選んで申し込む。
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- 受検料支払い
- サイトの案内に従って、クレジットカード、コンビニ決済等で支払う。
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- 受検
- 予約完了メールの案内にしたがって、予約した会場で受検する。
マスター検定
- 検定試験日
- 2025年2月2日(日)【東京】
- 試験時間
- 10:00~15:00
- 受験料
- 9,000円
- 受験資格
- 以下のいずれかの条件を満たす方
・ネイチャー、カルチャーの両科目を取得した
・ベイシック、アドバンスの両科目を取得した
・2019年までにベイシックを取得し、2020年以降にカルチャーを取得した
- 試験会場
- 決まり次第、掲載します。
- その他注意事項
- 小論文を含む記述式問題で知識や知見を問います。ネイチャー、カルチャーも出題範囲に含まれます。
※入金後の変更およびキャンセル・返金はお受けしておりません。受験資格を満たしていることを確認してからお申し込みください。
- 申込締切
- 2025/01/30(木) 当日振込有効
マスター検定
- 検定試験日
- 2025年2月2日(日)【大阪】
- 試験時間
- 10:00~15:00
- 受験料
- 9,000円
- 受験資格
- 以下のいずれかの条件を満たす方
・ネイチャー、カルチャーの両科目を取得した
・ベイシック、アドバンスの両科目を取得した
・2019年までにベイシックを取得し、2020年以降にカルチャーを取得した
- 試験会場
- 決まり次第、掲載します。
※人数が集まらない場合、東京のみの実施になります。
- その他注意事項
- 小論文を含む記述式問題で知識や知見を問います。ネイチャー、カルチャーも出題範囲に含まれます。
※入金後の変更およびキャンセル・返金はお受けしておりません。受験資格を満たしていることを確認してから、お申込みください。
- 申込締切
- 2025/01/30(木) 当日振込有効
セミナー
検定を受けたいけれど独学では不安という方に向けて、テキストの作成、監修にあたった講師がわかりやすく解説するセミナーを実施。セミナーの様子を記録したアーカイブ動画を視聴するオンラインセミナーもご用意しています。
マスターセミナー
- 日程
- 2024年11月3日(日)野外セミナー
- 定員
- 8名(3名以上で催行)
- 会場
- 三輪里山フィールド (町田市)
- 受講料
- GS登録者 4,500円、 その他 5,000円(当日集金)
- 時間
- 9:40~15:00
- 主な内容
- 植物調査(植物相調査・植物社会学的調査・毎木調査)、他の生物調査の方法について体験する。
- 講師
- 中西由美子(グリーンセイバーマスター・専務理事)
- その他注意事項
- 三輪の森ビジターセンター 9:20集合
- 申込締切
- 2024/11/1(金)
マスターセミナー
- 日程
- ※現在アーカイブ配信のみ受け付け
- 会場
- (ウェブ配信にて実施)
- 受講料
- 一般16,000円 学生・会員14,000円
- 時間
- 10月16日頃から受付開始
- 主な内容
- テキストの解説など
- 講師
- 清水善和(元駒澤大学総合教育研究部教授・理事長)
中西由美子(グリーンセイバーマスター・専務理事)
- 受講資格
- マスター検定を受験される方を対象としますが、それ以外の方も参加できます。
- 申込締切
- 2025/02/2(日)
グリーンセイバー公式テキスト
ネイチャー、カルチャーともカラー刷り。これまでのテキストよりも写真や図を充実させ、見やすく、親しみやすくなりました。また、分類体系や法律・制度など、更新が必要な内容は、なるべく最新情報を反映させるようにしました。
※公式テキストのチラシはこちらからご覧いただけます。【表面】【中面】
※2020年2月第1版発行、2020年12月第2版発行
※旧制度のベイシック・アドバンスのテキストについてはこちらをご覧ください。
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- ネイチャー・テキスト
-植物の基礎と生態系を学ぶ- - 植物の各部の働き、植物の生活史、植物の分布、生態系のしくみ、生物多様性、自然史といった内容が含まれています。これまでのテキストの内容を踏襲する一方で、自然環境分野での新しい知見やトピックスを追加しました。
- 書籍版:定価2,640円(税込)
- ネイチャー・テキスト
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- カルチャー・テキスト
-人と自然のかかわりを学ぶ- - 植物の栽培方法、人と植物と関わりの文化や歴史、これからの人と自然のあり方、自然保護に関する法律や制度といった内容が含まれています。これまでのテキストの内容をベースに、樹木・環境ネットワーク協会の活動に直結する里山に関する知識をより充実させ、人と自然のあり方について考えるためのヒントも入れ込みました。
- 書籍版:定価2,640円(税込)
- カルチャー・テキスト
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- マスター・テキスト
-みどりと語り合う人になろう- - 自然保護の考え方や方法、自然を調査して把握する方法、自然観察会の持ち方など、人と自然の共存のために知っておきたい知識や考え方が書かれています。
実践活動に役立ててもらうための内容になっています。 - 書籍版:定価2,860円(税込)
- マスター・テキスト
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- グリーンセイバーナビ
- グリーンセイバーの新しいテキスト「グリーンセイバー ナビ」が誕生しました。「木の葉はなぜ紅葉するの?」「外来種は悪いやつ?」「自然は災害を軽減してくれる?」といった、自然と環境に関する30の疑問にていねいに答えることで、自然って面白いな、もっと詳しく知りたいなと思ってもらうことを目的としています。
- 書籍版:定価1,650円(税込) / 電子版:定価880円(税込)
テキスト監修
- 岩槻 邦男 【東京大学名誉教授】
- 片山 雅男 【前夙川学院短期大学教授】
- 清水 善和 【当協会理事長・駒沢大学教授】
資格取得後の手続きと資格保有者のための各種サポート
資格取得後の登録について
グリーンセイバー検定に合格された方は「グリーンセイバー登録」にご登録いただくと同時に、当協会の「個人会員または家族会員」としてご入会いただきます。
なお、登録料は1,000円(税込・有効期間1年)で、会員更新と同時にお支払いいただきます。
合格後の活躍
グリーンセイバー取得後は、地域の自然環境に即した再生・保全・利用活動を展開するフィールド活動や、自然観察会などのプログラムの企画など、知識を生かしたステージに活動を広げて行くことができます。
また、さらに里山管理を1年を通して学びつつ、さまざまな楽しみ方を仲間と共有する林塾も実施しています。
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グリーンセイバー企画
グリーンセイバーが企画・運営する自然体験プログラム。
リーダーやスタッフとしてプログラムやツールの作成、下見や準備、当日の運営を担当することで、スキルアップにつながります。